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健康経営アドバイザーとは?費用・取得手順・できることを徹底解説

2026-09-05 (更新: 2026-09-10)

健康経営アドバイザーとは?費用・取得手順・できることを徹底解説

健康経営アドバイザーとは、日本健康会議・東京商工会議所が認定する、企業の健康経営を推進する人材の入門資格である。本記事では定義・費用・取得手順から活用法まで解説する。

この記事でわかること

  • 健康経営アドバイザーの正確な定義と資格の位置づけ
  • 受講費用・取得手順・所要時間の具体的な数字
  • 上位資格「エキスパートアドバイザー」との違い
  • 資格を実務で活かして形骸化を防ぐ進め方
  • 導入企業の成功事例とROIの考え方
この記事の要点

健康経営アドバイザーとは、東京商工会議所が運営する健康経営の基礎資格で、受講料16,500円・約1日で取得できる。経営層と現場をつなぎ、健康投資を実務に落とす「入口の役割」を担う人材である。

健康経営アドバイザーとは?資格の定義を30秒で解説

健康経営アドバイザーとは、東京商工会議所が2016年から実施する、健康経営の考え方と進め方を体系的に学ぶ認定制度である。企業の経営者や人事担当者、士業、保険関係者などが、自社や顧問先の健康経営を推進するための「基礎知識を証明する資格」と位置づけられている。累計約4万人以上が認定を受けており、健康経営分野で最も受講しやすい入門資格として広く普及している。

経済産業省が推進する「健康経営優良法人認定制度」の広がりを背景に、社内で旗振り役となる人材の需要が急速に高まった。経済産業省によると、健康経営とは「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」と定義されており、その実務担当者を育てるのが本資格の役割だ。

健康経営アドバイザーの費用・取得手順・難易度は?

健康経営アドバイザーは、受講料16,500円(税込)・eラーニング+確認テストで約半日〜1日で取得できる。特別な受験資格や実務経験は不要で、誰でも申し込める難易度の低い資格である。有効期間は2年間で、更新には再受講が必要になる。

項目 健康経営アドバイザー 健康経営エキスパートアドバイザー
位置づけ 入門・基礎 上位・実践支援
受講料(目安) 16,500円 44,000円
取得期間 約半日〜1日 約1〜2週間(研修+試験)
試験形式 eラーニング内の確認テスト 知識・実践の2部構成試験
できること 健康経営の普及・啓発 企業への訪問・実務支援
有効期間 2年(更新制) 2年(更新制)

取得手順はシンプルで、①東京商工会議所の専用サイトから申込 → ②テキスト・eラーニング受講 → ③効果測定(確認テスト)→ ④合格で認定、という4ステップで完結する。合格率は公表されていないが、テキスト内容を理解していれば落ちる試験ではなく、実質的な合格率は高いとされる。

健康経営アドバイザーは何ができる?実務での役割

健康経営アドバイザーができることは、「健康経営の必要性を社内外に伝え、取り組みの第一歩を設計する」啓発・普及活動が中心である。具体的には、経営層への提案、健康経営優良法人認定の申請サポート、従業員向けの健康施策の企画などを担う。一方で、企業に深く入り込んだ個別コンサルティングは上位資格のエキスパートアドバイザーの領域となる。

  • 経営層への橋渡し:健康投資の意義を数字で説明し、予算化を後押しする
  • 優良法人認定の支援:認定要件の整理と申請書類の準備をサポート
  • 社内啓発:研修・セミナーで従業員の健康リテラシーを底上げする
  • 施策の入口設計:運動・食事・メンタルなど初期施策の企画

ここで重要なのが、資格を取っただけでは健康経営は動かないという点だ。多くの企業で施策が形骸化し、「制度はあるが誰も使わない」状態に陥る。アドバイザーの真価は、知識を継続的な仕組みに変換できるかどうかにかかっている。

プレゼンティーイズムの損失を防ぐ健康経営の進め方とは?

健康経営で最も投資対効果が大きいのは、出勤しているのに体調不良で生産性が下がる「プレゼンティーイズム」の対策である。厚生労働省の資料でも、健康関連コストの約7〜8割がプレゼンティーイズムに起因するとされ、欠勤(アブセンティーイズム)や医療費よりはるかに大きい。従業員300人規模の企業では年間数千万円規模の損失が生じるケースもある。

WellConの支援実績(実績)では、この損失を可視化することが第一歩になる。まず自社の損失額を把握したうえで、週1回15分という無理のない設計で運動・生活習慣の改善を継続する仕組みを回すと、参加率と効果が両立しやすい。実際に3〜4年の継続率を実現した企業では、体調不良による生産性低下が着実に改善している。自社の損失規模は損失額シミュレーターで試算できる。

健康経営アドバイザーで失敗しないために押さえる3つの視点

健康経営アドバイザーの資格を実務で活かすには、「資格取得=ゴール」にしないことが最大のポイントである。よくある失敗は、認定を取っただけで満足し、施策が続かず形骸化するパターンだ。以下の3視点を押さえたい。

  1. 数字で語る:健康施策を「福利厚生」ではなく「投資」として損失額・ROIで経営層に提示する
  2. 継続の仕組み化:単発イベントではなく週次の習慣に落とす。設計の負担を減らすことが継続率を左右する
  3. 外部専門家の活用:自社だけで抱え込まず、実務支援のプロと役割分担する

資格の選び方や外部パートナーの比較で迷う場合は、比較ページで選び方の軸を整理しておくと判断しやすい。導入企業では、損失額の可視化から週次施策へつなげた結果、認定取得と生産性改善を同時に実現した成功事例も出ている。

よくある質問(FAQ)

Q: 健康経営アドバイザーは独学で取れますか?
A: はい。東京商工会議所のテキストとeラーニングで完結するため、独学で取得できます。受験資格や実務経験も不要で、初学者でも約1日で認定を目指せます。
Q: 健康経営アドバイザーの資格は就職・転職で役立ちますか?
A: 人事・総務や保険・士業など健康経営に関わる職種で一定の評価につながります。ただし入門資格のため、実務では上位資格や具体的な支援実績と組み合わせると強みになります。
Q: エキスパートアドバイザーとどちらを取るべきですか?
A: まず基礎の健康経営アドバイザーから始めるのが一般的です。企業へ訪問して実務支援まで行いたい場合は、上位のエキスパートアドバイザーの取得が必要になります。
Q: 資格を取れば健康経営はうまくいきますか?
A: 資格は知識の土台にすぎません。多くの企業で施策が形骸化するため、損失額の可視化と週次の継続設計など、仕組み化まで踏み込むことが成果の分かれ目になります。
Q: 費用はどのくらいかかりますか?
A: 健康経営アドバイザーは受講料16,500円(税込)で、更新は原則2年ごとの再受講です。上位のエキスパートアドバイザーは44,000円程度が目安となります。

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この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(300院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

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