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健康経営の取り組みで離職防止・リテンションを実現する方法|5ステップと成功事例

2026-08-26 (更新: 2026-09-10)

健康経営の取り組みで離職防止・リテンションを実現する方法|5ステップと成功事例

健康経営の取り組みを離職防止・リテンションにつなげるには、施策を福利厚生で終わらせず、成果指標と結びつけた設計が要になる。本記事で全体像を解説する。

この記事でわかること

  • 健康経営の取り組みが離職防止・リテンションに効く仕組み
  • 定着率を高める具体的な進め方の5ステップ
  • 形骸化させないための運用設計と注意点
  • 離職コストと施策費用の比較で見るROIの考え方
  • WellConの実績にもとづく成功事例
この記事の要点

健康経営の取り組みで離職防止・リテンションを実現する鍵は、心身の不調による生産性低下(プレゼンティーイズム)を可視化し、週1回15分の継続設計で行動変容を起こすこと。福利厚生型ではなく成果指標と紐づけた運用が定着率を左右する。

健康経営の取り組みが離職防止・リテンションに効く理由とは?

健康経営の取り組みが離職防止・リテンションに効くのは、従業員の心身の不調が離職の主要因だからである。厚生労働省の調査では、離職理由の上位に「心身の健康状態の悪化」「労働時間・環境への不満」が挙がる。健康経営はこの根本に働きかけるため、定着率の改善に直結する。

特に見過ごされやすいのがプレゼンティーイズム(出勤しているが不調で生産性が下がった状態)だ。日本企業の健康関連コストの約6割を占めるとされ、放置すると離職の予兆となる。自社の損失規模はまず損失額シミュレーターで把握するとよい。

  • 不調の早期発見 → 休職・離職の未然防止
  • 職場環境への満足度向上 → エンゲージメント上昇
  • 「大切にされている」という実感 → 心理的定着

つまり健康経営は、採用強化のような「入口」の対策ではなく、既存社員が辞めない「出口」を塞ぐリテンション施策として機能する。採用難が続くいま、1人の定着が採用1人分以上の価値を持つ点も見逃せない。

離職防止につながる健康経営の取り組み5ステップ

離職防止に効く健康経営の進め方は、次の5ステップに整理できる。順番に実行することで、施策が定着率という成果につながる。

  1. 現状把握:ストレスチェック・離職率・プレゼンティーイズム損失を数値化する
  2. 課題特定:部署別・年代別に離職リスクの高い層を絞り込む
  3. 施策設計:運動・睡眠・メンタルなど優先課題に絞って設計する
  4. 継続運用:週1回15分など無理なく続く頻度で習慣化する
  5. 効果測定:離職率・エンゲージメントスコアの変化を追う

WellConでは週1回15分の設計を標準とし、参加者の3〜4年継続率を実現している。単発イベントではなく継続こそが行動変容と定着を生む。

健康経営の取り組みを形骸化させないために注意すべき点は?

最大の失敗要因は施策の形骸化である。健康診断やセミナーを「実施したこと」自体が目的化し、離職防止という成果と切り離されると、コストだけがかかる仕組みになる。防ぐには成果指標との接続が不可欠だ。詳しくは形骸化解決ページで解説している。

  • 参加率だけを追わず、離職率・定着率の変化を主指標に置く
  • 経営層のコミットを明示し、現場任せにしない
  • 担当者の負荷を軽くし、外部支援も活用する

離職コストと健康経営施策費用を比較すると?

結論として、1人の離職コストは採用・教育費を含め年収の約50〜100%に達し、健康経営施策の費用を上回るケースが多い。以下の比較でROIの目安を示す。

項目 費用・規模の目安 特徴
離職1人あたりコスト 年収の50〜100%(数百万円規模) 採用・教育・引継ぎ・生産性低下の合算
プレゼンティーイズム損失 健康関連コストの約6割 不調による見えない生産性低下
健康経営施策(自社運用) 担当者工数+ツール費 形骸化リスク高・属人化しやすい
外部支援(WellCon等) 月額の伴走型費用 継続設計・効果測定まで一貫支援

費用対効果で選ぶ際は、価格だけでなく継続率と効果測定の有無を見る。詳しい選び方は比較ページを参照してほしい。

健康経営でリテンションを高めた成功事例

WellConの支援先では、週1回15分の継続プログラムを導入した企業で、参加層の離職率が全社平均を下回る成果が出ている。実績から得た知見として、成功企業には共通点がある。

  • 経営トップが健康経営を経営戦略として明言している
  • 数値目標(離職率・エンゲージメント)を全社で共有している
  • 「やらされ感」を排し、参加のハードルを極限まで下げている

経済産業省の健康経営推進施策でも、健康経営優良法人認定が人材確保・定着に寄与すると位置づけられている。認定取得は採用・リテンション両面のブランディングになる。

よくある質問(FAQ)

Q: 健康経営の取り組みはどれくらいで離職防止の効果が出ますか?
A: エンゲージメント指標は数カ月で動きますが、離職率への反映は1〜2年が目安です。週1回15分など継続設計にし、成果指標を追い続けることが前提になります。
Q: 中小企業でも健康経営でリテンションは改善できますか?
A: できます。むしろ人数が少ない分、一人ひとりへの施策が定着率に直結しやすいです。優先課題を1つに絞り、低コストで続く仕組みから始めるのが有効です。
Q: 施策が形骸化してしまう原因は何ですか?
A: 実施自体が目的化し、離職率などの成果指標と切り離されることが最大の原因です。参加率だけでなく定着率の変化を主指標に置き、経営層が関与し続けることで防げます。
Q: プレゼンティーイズムはどう測ればよいですか?
A: 専用の質問票や損失額シミュレーターで、不調による生産性低下を金額換算します。数値化することで経営判断に乗せやすくなり、施策の優先順位づけが明確になります。
Q: 自社運用と外部支援はどちらが離職防止に効きますか?
A: 継続と効果測定を自走できるなら自社運用でも可能ですが、多くは形骸化します。継続率と成果測定まで伴走する外部支援のほうが、リテンションでは費用対効果が高い傾向です。

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この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(300院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

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