TOP / ブログ / 健康経営銘柄とは|優良法人との違いと投資家からの評価の仕組み
健康経営優良法人

健康経営銘柄とは|優良法人との違いと投資家からの評価の仕組み

2026-08-27 (更新: 2026-09-10)

健康経営銘柄とは|優良法人との違いと投資家からの評価の仕組み

健康経営銘柄とは何か、健康経営優良法人とどう違うのか、投資家からの評価基準まで解説する。

この記事でわかること

  • 健康経営銘柄と健康経営優良法人の制度上の違い
  • 健康経営銘柄の選定基準(財務指標×健康経営度調査スコア)
  • 投資家が健康経営銘柄に注目する理由と評価の仕組み
  • 原則1業種1社という選定枠の実態
  • 銘柄選定・優良法人認定を見据えた自社の準備ポイント
この記事の要点

健康経営銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が原則1業種1社を選定する上場企業限定の顕彰制度である。中小企業も対象となる健康経営優良法人とは異なり、財務指標と株式市場からの評価軸を併せ持つ点が最大の違いだ。

健康経営銘柄とは?優良法人との違いをひと言でいうと

健康経営銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する、上場企業だけを対象にした健康経営の顕彰制度である。原則として東証33業種から1社ずつしか選ばれない狭き門で、健康経営度調査で上位に入り、かつ財務指標のスクリーニングを通過した企業のみが対象になる。一方、健康経営優良法人は上場・非上場を問わず、大規模法人・中小規模法人の区分で認定される制度であり、対象企業の範囲も評価の軸も根本的に異なる。経済産業省によると、健康経営銘柄は「投資家にとって魅力的な企業」を可視化することを目的に2015年度から実施されている制度であり、健康経営優良法人(2017年度創設)とは開始年度も設計思想も異なる。

健康経営銘柄の選定基準は?評価プロセスを解説

健康経営銘柄の選定基準は、①健康経営度調査への回答②財務指標によるスクリーニング③業種内順位という3段階のプロセスで構成される。健康経営度調査に回答した上場企業の中から、まず一定の財務健全性を満たす企業に絞り込み、そのうえで調査スコアが業種内で最上位の1社が選ばれる仕組みだ。

  • 健康経営度調査の総合評価順位が対象業種内で上位であること
  • 重大な法令違反等がなく、財務指標のスクリーニングを通過していること
  • 原則として東証33業種から1業種1社(複数選定される業種もあり)
  • 健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定を受けていることが前提条件

健康経営優良法人との違いを比較表で見る

健康経営銘柄と健康経営優良法人の最大の違いは、「投資家向けの株式市場評価」か「社会的な認定制度」かという制度目的にある。対象企業・選定枠・評価軸を表で整理すると次のとおりだ。

項目 健康経営銘柄 健康経営優良法人
運営主体 経済産業省・東京証券取引所 経済産業省・日本健康会議
対象企業 上場企業のみ 上場・非上場を問わず(中小企業も可)
選定・認定枠 原則1業種1社の狭き門 大規模法人部門・中小規模法人部門で複数企業
評価軸 健康経営度調査+財務指標 健康経営度調査・保険者との協働のみ
制度開始年度 2015年度 2017年度
主なメリット 投資家への訴求・株価評価・広報効果 採用力向上・金融優遇・取引先評価

投資家はなぜ健康経営銘柄に注目するのか?

投資家が健康経営銘柄に注目する理由は、従業員の健康投資が中長期的な企業価値や株価パフォーマンスに直結するという実証的な関係が示されているためだ。体調不良を抱えながら出社し生産性が落ちる状態(プレゼンティーイズム)は、企業の見えないコストとして人件費の大部分を占めるとされ、厚生労働省も健康経営の推進が労働生産性の向上に寄与するとの調査結果を公表している。自社のプレゼンティーイズムによる年間損失額を把握したい場合は、損失額シミュレーターで試算するとイメージがつかみやすい。健康経営銘柄はこうした「見えないコスト」を可視化し、ESG投資やインパクト投資の判断材料として活用されている点が、通常のIR情報にはない特徴だ。

健康経営銘柄・優良法人で失敗しないためのポイントは?

健康経営銘柄や健康経営優良法人の取得で失敗しないためには、「制度対応の書類作成」で終わらせず、施策そのものを従業員に定着させる設計にすることが最も重要だ。認定を取っても運動施策や研修が年に数回のイベントで終わると、いわゆる形骸化を招き、翌年度のスコア維持すら難しくなる。形骸化を避ける具体策を整理したい場合は形骸化解決ページを参照してほしい。WellConでは週1回15分という無理のない設計で運動習慣化プログラムを提供しており、実績の中で3〜4年の継続率を確保できている企業ほど、健康経営度調査のスコアも安定して上位を維持する傾向がある。どの支援会社に依頼すべきか迷う場合、コンサル比較選び方のポイントは比較ページにまとめている。

よくある質問(FAQ)

Q: 健康経営銘柄と健康経営優良法人は両方取得できますか?
A: 健康経営銘柄の選定要件に健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定が含まれるため、実質的に両方の取得が前提となる。
Q: 中小企業でも健康経営銘柄を目指せますか?
A: 健康経営銘柄は上場企業限定の制度のため、非上場の中小企業は対象外である。中小企業は健康経営優良法人(中小規模法人部門)が目標となる。
Q: 健康経営銘柄に選ばれるとどんなメリットがありますか?
A: 投資家からの評価向上、株価パフォーマンスへの好影響、採用広報での差別化など、IR・人事の両面でメリットが期待できる。
Q: 健康経営銘柄は毎年何社くらい選ばれますか?
A: 原則として東証33業種から1業種1社が選ばれるため、選定数はおおむね30〜50社程度で推移している。
Q: 健康経営優良法人からステップアップする際の注意点は?
A: 認定取得を目的化せず、継続的な健康施策の運用体制を整えないと、スコアが伸び悩み銘柄選定は遠のく。

関連記事

健康経営の導入・認定取得は、WellConの無料相談&プレゼンティーイズム損失シミュレーターからどうぞ。

次のステップ — あなたに合った方法でWellConを知る
※しつこい営業は一切いたしません。3日以内に1通だけメールします。
この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(300院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

📊 無料シミュレーター

自社のプレゼンティーイズム損失額を今すぐ試算

万円

年間「隠れ損失額」は約

9,600万円

※ 月収×12×20%×従業員数

詳しく試算・資料ダウンロード →
健康経営、何から始める?
優良法人申請の完全ガイドを
メールアドレスのみで無料DL
資料を受け取る →