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健康経営優良法人

健康経営銘柄とは|上場IT企業が選定される条件と準備の進め方

健康経営銘柄とは|上場IT企業が選定される条件と準備の進め方
この記事の目次6項目
  1. 健康経営銘柄とは?経済産業省と東証が共同選定する制度の全体像
  2. 健康経営銘柄と健康経営優良法人(ホワイト500)の違いは?
  3. 健康経営銘柄で上場企業が選定される条件とは?
  4. 情報通信業(IT企業)が健康経営銘柄に選定されるためのポイントは?
  5. 健康経営銘柄の選定に向けた準備はいつから始めるべきか?
  6. よくある質問(FAQ)

健康経営銘柄は、上場企業の中から業種ごとに選定される制度であり、選定条件を理解した準備が合格の鍵となる。

この記事でわかること

  • 健康経営銘柄の定義と健康経営優良法人との違い
  • 上場企業が選定される具体的な4つの条件
  • 情報通信業(IT企業)が選ばれるためのポイント
  • 選定に向けた準備を始めるべき時期とスケジュール
  • 選定後によくある「形骸化」の落とし穴と対策
この記事の要点

健康経営銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する、東証上場企業限定の健康経営顕彰制度である。東証33業種から原則1業種1社が選ばれ、健康経営度調査で業種トップクラスのスコアと、ホワイト500相当の評価水準を満たすことが条件となる。

健康経営銘柄とは?経済産業省と東証が共同選定する制度の全体像

健康経営銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する、健康経営に優れた上場企業を「投資家にとって魅力ある銘柄」として紹介する制度である。2014年度(平成26年度)に開始され、以降毎年実施されている。

選定は東証33業種を基準に行われ、原則として1業種1社が選ばれる。ただしスコアが同水準の企業が複数存在する業種では、複数社が選定されるケースもある。選定結果は経済産業省が公表しており、健康経営度調査への回答が選定プロセスの基礎データとなる。

健康経営銘柄と健康経営優良法人(ホワイト500)の違いは?

最大の違いは対象企業の範囲である。健康経営銘柄は東証上場企業のみが対象であるのに対し、健康経営優良法人は非上場企業や中小企業も対象に含む、より広い顕彰制度である。

項目 健康経営銘柄 健康経営優良法人(大規模法人部門・ホワイト500) 健康経営優良法人(中小規模法人部門)
対象 東証上場企業のみ 大規模法人(上場・非上場問わず) 中小企業
選定主体 経済産業省・東京証券取引所 経済産業省・日本健康会議 経済産業省・日本健康会議
選定数 原則1業種1社(東証33業種) 上位500法人 上位500法人ほか
開始年度 2014年度 2016年度 2017年度
前提条件 ホワイト500相当の評価水準 健康経営度調査での高評価 認定基準の充足

健康経営銘柄で上場企業が選定される条件とは?

健康経営銘柄の選定条件は、大きく分けて①東証上場企業であること、②健康経営度調査で業種内トップクラスのスコアを獲得すること、③重大な法令違反や労働災害がないこと、④財務健全性を満たすことの4点である。

  • 上場要件:東京証券取引所に上場していることが大前提
  • スコア要件:健康経営度調査で業種内上位、かつ健康経営優良法人(ホワイト500)に認定されていることが2020年度以降の前提条件として追加された
  • コンプライアンス要件:重大な法令違反、多額の損害賠償、重大な労働災害が過去にないこと
  • 財務要件:ROEなど財務指標が著しく悪化していないこと

近年はスコア要件の中でも、従業員のプレゼンティーイズム(出社していても不調で生産性が落ちている状態)対策の取り組みが重視される傾向にある。単なる福利厚生ではなく、生産性損失の可視化と改善策の実行が評価対象となっている。

情報通信業(IT企業)が健康経営銘柄に選定されるためのポイントは?

情報通信業で選定されるためのポイントは、長時間労働対策とメンタルヘルス対策を数値目標付きで実行し、経営層が主導する体制を明確に示すことである。

情報通信業は東証33業種の中でも競争が激しい区分の一つであり、SCSKなどが長年にわたり選定を継続している代表例として知られる。IT企業特有の課題であるVDT作業による眼精疲労、深夜対応によるリズム障害、裁量労働制下の労働時間管理などへの具体的な施策が評価されやすい。

健康経営銘柄の選定に向けた準備はいつから始めるべきか?

準備は健康経営度調査への回答時期から逆算し、選定を目指す年度の1年以上前から始めるのが望ましい。

経済産業省によると、健康経営度調査は毎年夏頃に実施され、翌年3月頃に結果が公表される。単年度の施策では評価が伸びにくく、週1回15分程度の短時間施策を継続的に設計し、3〜4年は継続することが評価向上の実務上の目安とされる。

一方で、施策を導入しても担当者任せになり形骸化してしまうケースは少なくない。継続的な成果を出すには、外部の専門家による設計支援が有効であり、コンサル比較を行った上で自社に合った選び方をすることが失敗を防ぐポイントとなる。

よくある質問(FAQ)

Q: 健康経営銘柄は非上場企業でも選ばれますか?
A: 選ばれません。健康経営銘柄は東京証券取引所に上場している企業のみが対象の制度です。非上場企業は健康経営優良法人を目指すことになります。
Q: 健康経営銘柄は毎年何社選ばれますか?
A: 東証33業種を基準に原則1業種1社ですが、同水準のスコアの企業が複数ある場合は複数社選定されることもあります。
Q: 健康経営銘柄とホワイト500はどちらが難易度が高いですか?
A: 健康経営銘柄の方が難易度は高いとされます。上場企業限定かつホワイト500相当の評価が前提条件となるためです。
Q: 健康経営銘柄に一度選ばれれば継続できますか?
A: 自動更新ではなく、毎年の健康経営度調査に基づき再評価されます。継続的な取り組みの維持が必要です。
Q: IT企業が選定されやすい業種区分はありますか?
A: 東証33業種のうち「情報・通信業」区分が該当します。長時間労働やメンタルヘルス対策の充実度が評価されやすい傾向があります。

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この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(500院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

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この記事の監修

中山 友貴WellCon 健康経営コンサルタント/株式会社co-nect 代表

整体院向けシステム「バディフル」(500院以上が導入)とストレッチジムの店舗運営で積み上げた現場の知見をもとに、従業員100〜300名の企業の健康経営優良法人の認定取得から、社内での運動プログラム定着までを支援している。

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