TOP / ブログ / 健康経営の推進体制づくり|専任担当者の置き方と部門連携の設計【2026年版】
健康経営 実務

健康経営の推進体制づくり|専任担当者の置き方と部門連携の設計【2026年版】

2026-09-09 (更新: 2026-09-10)

健康経営の推進体制づくり|専任担当者の置き方と部門連携の設計【2026年版】

健康経営の推進体制づくりでは、専任担当者の配置と部門間連携の設計が定着の鍵を握ります。

この記事でわかること

  • 健康経営の推進体制に専任担当者が必要な理由
  • 専任担当者は何人配置すべきかの目安
  • 人事・産業保健・経営層の役割分担の設計方法
  • 専任型・兼任型・委員会型の比較と選び方
  • 推進体制が形骸化しないための運用ポイント
この記事の要点

健康経営の推進体制づくりでは、経営層直轄で専任担当者1名以上を配置し、人事・産業保健スタッフ・各部門が定例で連携する仕組みを作ることが継続の条件です。

健康経営の推進体制とは?専任担当者が必要な理由

健康経営の推進体制とは、経営層が主導し、専任担当者を中心に人事・産業保健スタッフ・各部門が役割分担して施策を継続実行する仕組みです。担当者を明確にしないまま兼任任せにすると、日常業務に埋もれて数ヶ月で活動が停止するケースが多発します。WellConの指導実績でも、専任担当者を配置した企業は施策の3〜4年継続率が兼任のみの企業より明確に高い傾向が見られました。経済産業省が推進する健康経営優良法人認定制度でも、推進体制の明文化と経営層の関与は評価項目の一つに位置づけられています。

専任担当者は何人必要?兼任との違いと選び方

専任担当者の人数は、従業員300名規模で専任1名+兼任2〜3名が目安です。従業員数が1,000名を超える企業では、専任2名体制で拠点ごとの窓口を分ける例もあります。専任担当者は施策の企画・実行・数値管理に業務時間の大半を割けるため、PDCAを止めずに回せる点が最大の強みです。一方、兼任担当者は人事や総務の本来業務と並行するため、業務時間の一定割合(目安として週5〜10時間)を確保できるかどうかが体制として機能するかの分かれ目になります。予算や人員に制約がある企業では、専任1名+外部の産業保健師や健康経営コンサルの伴走支援を組み合わせる形も有効です。

部門連携の設計方法は?人事・産業保健・経営層の役割分担

部門連携の設計では、人事部門が実行主体、産業保健スタッフが専門知見の提供、経営層が意思決定と予算承認という三層構造にするのが基本です。人事部門は施策の運営窓口として社員への周知や参加管理を担い、産業保健師や産業医は健診データやストレスチェック結果をもとに施策の優先順位を助言します。経営層は月次または四半期ごとの報告会に出席し、KPIの進捗を確認したうえで予算・人員配置を判断します。この三層のいずれかが欠けると、施策が現場任せになりプレゼンティーイズム(出勤しているが心身の不調で生産性が落ちている状態)のような見えにくい損失が放置されやすくなります。自社の損失規模を可視化したい場合は損失額シミュレーターで試算するのも一つの方法です。

推進体制の3パターン比較|専任型・兼任型・委員会型のどれを選ぶべきか

推進体制には主に専任型・兼任型・委員会型の3パターンがあり、企業規模や予算に応じて選び分けるのが実践的です。

体制タイプ 特徴 向いている企業 継続率の傾向
専任型 専任担当者が施策の企画・実行を一貫して担当 従業員300名以上、予算確保が可能な企業 高い(3〜4年継続の実績多数)
兼任型 人事・総務担当者が本来業務と並行して担当 従業員300名未満の中小企業 担当者の業務負荷により変動しやすい
委員会型 各部門代表者による委員会で意思決定 複数拠点・複数事業部を持つ企業 合意形成に時間がかかるが浸透力は高い

推進体制が形骸化する原因と対策とは?

推進体制の形骸化は、担当者の異動・兼任者の業務過多・経営層への報告ラインの不在という3つの原因で起こることがほとんどです。特に多いのは、施策開始から1〜2年で担当者が異動し、後任への引き継ぎが行われないまま活動が止まるケースです。対策としては、施策の目的・KPI・年間スケジュールを文書化して属人化を防ぐこと、経営層への定期報告を制度として組み込むことが有効です。すでに形骸化の兆しが出ている企業では、外部コンサルの伴走支援で立て直す事例も多く、具体的な対処法は形骸化解決ページで詳しく解説しています。

健康経営の推進体制づくりで失敗しないためのポイント

推進体制づくりで失敗しないための最大のポイントは、「誰が」「何を」「どの頻度で」実行するかを最初に文書化することです。WellConの支援先では週1回15分設計の短時間ミーティングを推進担当者間で定例化し、施策の進捗確認と課題共有を続けることで、体制の形骸化を防いでいます。自社だけで設計が難しい場合は、外部の健康経営コンサル比較を行い、自社規模に合った支援会社を選ぶことも選択肢の一つです。コンサル各社の特徴や費用感を比較したい方は比較ページを参考にしてください。厚生労働省も健康経営の推進にあたっては、経営層のコミットメントと現場の実行体制を両立させることの重要性を示しています(厚生労働省「健康経営」関連情報)。

よくある質問(FAQ)

Q: 健康経営の推進担当者は何人配置すればいいですか?
A: 従業員300名規模なら専任1名+兼任2〜3名が目安です。企業規模や施策数に応じて調整し、経営層への報告ラインも明確にすることが重要です。
Q: 専任担当者と兼任担当者はどちらがよいですか?
A: 継続実行力を重視するなら専任が有利です。人事担当者との兼任でも、業務時間の一定割合を確保できれば体制として機能します。
Q: 推進体制はどの部門に置くべきですか?
A: 人事部門への設置が最も多く、産業保健スタッフや経営企画と連携する体制が一般的です。企業規模により総務部門が担うケースもあります。
Q: 健康経営優良法人認定に推進体制は必須ですか?
A: はい。経済産業省の認定基準では、推進体制の明文化と経営層の関与が評価項目に含まれており、体制図の提出が求められます。
Q: 推進体制を作っても形骸化してしまう場合はどうすればいいですか?
A: 外部の産業保健師やコンサルの伴走支援を受け、月次のKPI確認と経営層への定期報告を組み込むことで形骸化を防げます。

関連記事

健康経営の導入・認定取得は、WellConの無料相談&プレゼンティーイズム損失シミュレーターからどうぞ。

次のステップ — あなたに合った方法でWellConを知る
※しつこい営業は一切いたしません。3日以内に1通だけメールします。
この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(300院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

📊 無料シミュレーター

自社のプレゼンティーイズム損失額を今すぐ試算

万円

年間「隠れ損失額」は約

9,600万円

※ 月収×12×20%×従業員数

詳しく試算・資料ダウンロード →
健康経営、何から始める?
優良法人申請の完全ガイドを
メールアドレスのみで無料DL
資料を受け取る →