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特定保健指導のICT(オンライン)実施フロー完全ガイド|委託先選定から完了報告まで

2026-06-08

特定保健指導のICT(オンライン)実施フロー完全ガイド|委託先選定から完了報告まで

特定保健指導のICT(オンライン)実施の流れは、対象者抽出から委託先選定、初回面接、継続支援、完了報告までの6段階で進めるのが基本である。

この記事でわかること

  • 特定保健指導をICT(オンライン)で実施する全6ステップの具体的な流れ
  • 委託先(実施機関)を選ぶ際の比較ポイントと費用相場
  • 初回面接・継続支援・完了報告のそれぞれで担当者が準備すべきこと
  • ICT実施で脱落者を出さず、保健指導を形骸化させないコツ
この記事の要点

特定保健指導のICTオンライン実施は「①対象者抽出→②委託先選定→③初回面接(オンライン)→④継続支援→⑤実績評価→⑥完了報告」の流れで進む。厚労省は対面と同等の効果を認めており、移動不要で継続率が高まる点が最大の利点である。

特定保健指導のICT(オンライン)実施の流れとは?6ステップで全体像を解説

特定保健指導のICTオンライン実施とは、ビデオ通話やアプリを使い、保健師・管理栄養士が遠隔で生活習慣の改善支援を行う方法である。実施プロセスは次の6ステップに整理できる。

  • ①対象者抽出:特定健診の結果から、動機付け支援・積極的支援の対象者を抽出する
  • ②委託先(実施機関)選定:オンライン対応可能な実施機関と契約する
  • ③初回面接:ビデオ通話で行動目標を設定(積極的支援は20分以上、動機付け支援は原則1回)
  • ④継続支援:3か月以上、アプリ・チャット・面談で継続的に支援する
  • ⑤実績評価:開始から3か月経過後に体重・腹囲・行動変容を評価する
  • ⑥完了報告:実施データを保険者へ提出し、特定保健指導の実績として報告する

厚生労働省によると、遠隔面接(ICT活用)は対面面接と同等の評価ポイントが認められており、初回面接から継続支援まで一貫してオンラインで完結できる。

ICT実施で委託先(実施機関)をどう選ぶ?費用相場と比較ポイント

ICT対応の委託先選定では、「オンライン完結率」「継続率」「料金体系」「データ連携のしやすさ」の4点を比較するのが失敗しないコツである。費用相場と特徴を以下にまとめた。

委託先タイプ 1人あたり費用相場 継続率の目安 特徴
大手健診機関 15,000〜25,000円 50〜70% 実績豊富だが画一的になりやすい
ICT特化サービス 10,000〜20,000円 70〜85% アプリ完結・脱落者が少ない
地域の保健センター 8,000〜18,000円 40〜60% 対面中心でオンライン対応に差

選定段階でのコンサル比較・選び方は、価格だけでなく「対象者が最後まで続けられる設計か」で判断したい。WellConでは週1回15分の負担にならない設計を採用し、3〜4年単位の継続率を維持している。

初回面接から完了報告まで、各ステップで担当者がやることは?

担当者(人事・健保)の実務負担は、初回面接の日程調整と完了報告のデータ取りまとめに集中する。各ステップの実務を具体化すると次のとおりである。

  • 初回面接(オンライン):対象者へURLを案内し、ビデオ通話で行動目標を確定。所要20分前後
  • 継続支援:アプリのログや体重記録を保健師がチェックし、月1〜2回フォロー。担当者の介入はほぼ不要
  • 実績評価:3か月後に腹囲・体重・生活習慣の変化を記録
  • 完了報告:実施機関から提出されたXMLデータを保険者の様式で報告

ICT実施は移動・会議室確保が不要なため、対面比で担当者の調整工数を約半分に減らせる。対象者側も受診率・完了率が上がりやすい。

ICT実施で保健指導を形骸化させないために必要なことは?

ICTを導入しても、初回面接だけで放置すれば保健指導は形骸化する。継続率を左右するのは「面接の頻度ではなく、生活に溶け込む小さな接点設計」である。

具体的には、①初回で達成可能な行動目標に絞る、②アプリ通知で行動を可視化する、③脱落しかけた対象者を早期に拾う仕組みを持つ、の3点が要となる。施策が回らず形骸化している場合は、委託先の支援設計そのものを見直したい。

なお、生活習慣リスクを放置すると、出勤していても体調不良で生産性が下がるプレゼンティーイズムによる損失が積み上がる。自社の損失規模は損失額シミュレーターで試算できる。

よくある質問(FAQ)

Q: 特定保健指導はすべてオンラインで完結できますか?
A: はい。初回面接・継続支援・実績評価まで一貫してICTで実施可能です。厚労省も遠隔面接を対面と同等に評価しており、対象者は来所不要で完結できます。
Q: ICT実施の初回面接にはどのくらい時間がかかりますか?
A: 積極的支援の初回面接は20分以上が目安で、動機付け支援は原則1回の面接で完了します。ビデオ通話のため移動時間がゼロになり、対象者の負担が大幅に減ります。
Q: オンラインだと対面より効果が落ちませんか?
A: 落ちません。むしろ移動不要で継続率が上がる傾向があり、ICT特化サービスでは継続率70〜85%の例もあります。重要なのは支援の頻度と行動目標の設計です。
Q: 委託先を選ぶときに最も重視すべき点は?
A: 「対象者が最後まで続けられる設計か」です。費用や知名度より、オンライン完結率・継続率・データ連携のしやすさを比較し、脱落者を出さない仕組みを持つ機関を選びます。
Q: 完了報告はどのように行いますか?
A: 実施機関から提出されるXML形式の実施データを、保険者の様式に沿って報告します。ICT実施でも報告フローは対面と同じで、担当者はデータの取りまとめが中心です。

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この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

整体師として7万人の臨床現場に立ち、運動・リハビリ・職場復帰の支援に従事。その経験から「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

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