本文へスキップ
健康経営 実務

女性の健康課題への職場対応|月経・妊娠・不妊治療と仕事の両立を支える制度づくりと健康経営度調査票での評価

女性の健康課題への職場対応|月経・妊娠・不妊治療と仕事の両立を支える制度づくりと健康経営度調査票での評価
この記事の目次6項目
  1. 女性の健康 職場 対応とは?企業が取り組むべき3つの領域
  2. 女性の健康課題による経済損失はいくら?
  3. 月経・妊娠・不妊治療と仕事の両立を支える制度は何を整えるべきか?
  4. 女性の健康課題への制度を形骸化させないための進め方は?
  5. 健康経営度調査票では女性の健康課題への対応はどう評価されるか?
  6. よくある質問(FAQ)

女性の健康 職場 対応は、月経・妊娠・不妊治療と仕事の両立を支える制度づくりが鍵です。健康経営度調査票での評価ポイントまで整理します。

この記事でわかること

  • 女性の健康課題に対する職場対応の3つの領域と基本的な考え方
  • 月経随伴症状や不妊治療が企業にもたらす経済損失の目安
  • 月経・妊娠・不妊治療別に整えるべき制度と運用のコツ
  • 制度を形骸化させない週1回15分設計の進め方
  • 健康経営度調査票で女性の健康課題対応が評価されるポイント
この記事の要点

女性の健康課題への職場対応は、「相談しやすさ」「柔軟な休暇・勤務制度」「管理職の理解」の3点を整えることが基本です。制度を作るだけでなく利用実績まで把握すれば、健康経営度調査票でも評価されます。

女性の健康 職場 対応とは?企業が取り組むべき3つの領域

女性の健康 職場 対応とは、月経・妊娠・出産・不妊治療・更年期など女性特有の健康課題によって仕事の継続や成果が妨げられないよう、制度・環境・風土を整える取り組みのことです。対応すべき領域は次の3つに整理できます。

  • 相談しやすさ:人事や上司に言いにくい悩みを話せる窓口を設ける
  • 柔軟な制度:時間単位休暇、フレックス、在宅勤務などを用意する
  • 職場の理解:管理職と全社員が正しい知識を持つ

厚生労働省も、女性が働き続けやすい職場環境の整備や母性健康管理の措置を事業主に求めています。詳しくは厚生労働省の公開資料で確認できます。

この話、マンガで読めます(無料・登録なしで途中まで)健康経営が「お飾り」になる会社のワケマンガで読む →

女性の健康課題による経済損失はいくら?

経済産業省は、女性特有の健康課題による経済損失を年間約3.4兆円と試算しています。このうち大きな割合を占めるのが、出勤はしていても本来の力を発揮できないプレゼンティーイズムによる損失です。

月経随伴症状だけでも、労働損失は年間約6,800億円との試算があります。不妊治療も同様で、検査や治療を受けた経験のある夫婦は約4.4組に1組とされ、職場にとって決して他人事ではありません。治療の平均継続期間は3〜4年に及ぶことが多く、通院のたびに予定を調整する負担が離職や休職につながりやすい点が課題です。

月経・妊娠・不妊治療と仕事の両立を支える制度は何を整えるべきか?

課題ごとに「休める」「働き方を変えられる」「相談できる」の3点をそろえるのが基本です。主な制度を表にまとめます。

課題 整えたい制度 運用のポイント
月経随伴症状 生理休暇、時間単位休暇、在宅勤務 理由を細かく聞かず、申請方法を簡素にする
妊娠・出産 母性健康管理措置、時差出勤、育休 妊娠の申出直後に面談し、業務の見直しを行う
不妊治療 半日・時間単位休暇、フレックス、治療休暇 当日申請を認め、相談窓口を人事と別に置く
更年期 相談窓口、柔軟な勤務、産業医面談 男女問わず利用できる形で周知する

労働基準法第68条では、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したとき、使用者はその女性を就業させてはならないと定められています。また、不妊治療は2022年4月から保険適用となり、通院が増える従業員への配慮がより重要になりました。

女性の健康課題への制度を形骸化させないための進め方は?

制度の形骸化を防ぐには、周知・利用実績の把握・改善を小さく回し続けることが有効です。制度があっても使われない原因の多くは、周囲への遠慮と上司の理解不足にあります。形骸化の解決策は形骸化解決ページでも解説しています。

具体的には、次の手順がおすすめです。

  1. 無記名アンケートで困りごとと制度の認知度を把握する
  2. 管理職向けに30分の短時間研修を実施する
  3. 週1回15分設計で、人事が利用状況と相談件数を確認する
  4. 四半期ごとに利用率と満足度を見て制度を見直す

パートナーの妊娠や不妊治療にも使える制度にして男性社員も対象にすると、職場全体の納得感が高まります。

健康経営度調査票では女性の健康課題への対応はどう評価されるか?

経済産業省の健康経営度調査では、女性特有の健康課題に関する理解促進、相談窓口、両立支援制度の有無と運用状況が評価の対象です。詳細は経済産業省の健康経営のページで確認してください。

評価で押さえたいのは次の3点です。

  • 制度の整備:就業規則に明記し、全従業員へ周知している
  • 利用実績:取得人数や相談件数を数値で把握している
  • 効果測定:アンケートや離職率の変化で成果を確認している

制度の有無だけでなく、運用と効果まで示せることが高評価への近道です。

よくある質問(FAQ)

Q: 月経痛で休む従業員に職場はどう対応すべきですか?
A: 労働基準法第68条により、生理日の就業が著しく困難な女性が請求した場合は就業させてはなりません。有給・無給は就業規則で定め、理由を詳しく聞かない運用にすると利用が進みます。
Q: 不妊治療と仕事の両立のために企業ができることは?
A: 時間単位の休暇、半日休暇、フレックス、在宅勤務の整備が基本です。通院予定は変わりやすいため、当日申請も認める設計にし、相談窓口を人事とは別に置くと安心して使われます。
Q: 女性の健康課題への対応は男性社員にも必要ですか?
A: 必要です。上司や同僚の理解不足が利用をためらう最大の理由になるためです。管理職を含む全社員向けに研修を行い、パートナーの妊娠や不妊治療にも使える制度にすると納得感が高まります。
Q: 女性の健康課題の取り組みは健康経営度調査票でどう評価されますか?
A: 経済産業省の調査票では、女性特有の健康課題への理解促進や相談窓口、両立支援制度の有無と運用状況が問われます。制度整備に加え、利用実績や効果測定まで示せると評価されやすくなります。
Q: 中小企業が最初に取り組むべき女性の健康支援は何ですか?
A: まず無記名アンケートで困りごとを把握し、時間単位休暇など低コストで始められる制度から整えます。次に管理職向けの短時間研修を行い、外部の相談窓口や助成金も活用すると負担を抑えられます。

関連記事

健康経営の導入・認定取得は、WellConの無料相談&プレゼンティーイズム損失シミュレーターからどうぞ。

次のステップ — あなたに合った方法でWellConを知る
※しつこい営業は一切いたしません。3日以内に1通だけメールします。
この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(500院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

WellCon の健康経営コンサルティング

健康経営を、認定で終わらせない。

健康経営優良法人の認定取得から、健診データにもとづく施策・出張整体・効果測定まで伴走します。

  • 98%認定取得率
  • 20社以上導入企業
  • 15万円〜月額(BASIC)
漫画で学ぶWellCon vol.1 健康経営が「お飾り」になる会社のワケ マンガで学ぶ(無料) 健康経営が「お飾り」になる会社のワケ マンガを読む →

この記事の監修

中山 友貴WellCon 健康経営コンサルタント/株式会社co-nect 代表

整体院向けシステム「バディフル」(500院以上が導入)とストレッチジムの店舗運営で積み上げた現場の知見をもとに、従業員100〜300名の企業の健康経営優良法人の認定取得から、社内での運動プログラム定着までを支援している。

プロフィールを見る →
健康経営、何から始める?
優良法人申請の完全ガイドを
メールアドレスのみで無料DL
資料を受け取る →