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健康診断の受診率を上げるには?未受診者を動かす仕組みと声かけ運用

2026-09-08 (更新: 2026-09-10)

健康診断の受診率を上げるには?未受診者を動かす仕組みと声かけ運用

健康診断の受診率向上には、未受診者への対策を仕組み化した声かけと運用設計が欠かせない。

この記事でわかること

  • 健康診断の受診率が上がらない根本原因と、未受診者に共通する心理パターン
  • 受診率100%を実現する「複数回声かけ+上司巻き込み」の具体的な運用フロー
  • 声かけの最適なタイミングと、担当者が使える運用ステップ
  • 受診率が形骸化する企業の共通点と、法的リスクへの対応
  • WellConの実績で確立した、受診率を3〜4年継続させる仕組み化のポイント
この記事の要点

健康診断の受診率を上げるには、未受診者を放置せず、期限前・期限直前・最終期限の3段階で担当者と上司が連携して声かけを行う仕組み化が最も効果的である。WellConの支援先では、この運用により受診率100%を3〜4年継続する企業が多数存在する。

健康診断の受診率向上に未受診者対策が有効な理由とは?

健康診断の受診率向上において未受診者対策が最も効果的な理由は、受診率低下の大半が「個人の意識不足」ではなく「運用の抜け漏れ」に起因するためである。厚生労働省によると、定期健康診断は労働安全衛生法により事業者に実施義務があり、受診率100%が本来の前提とされている。しかし現場では対象者リストの更新遅れや、声かけの属人化によって未受診者が放置されるケースが多い。

WellConが支援した企業の実績では、声かけを個人任せにせず「誰が・いつ・何回」声をかけるかを仕組み化した企業ほど受診率が改善し、3〜4年にわたり100%を継続している。

未受診者はなぜ受けない?よくある3つの理由

未受診者が健康診断を受けない理由は、「忘れている」「後回しにしている」「言い出せない」の3つに集約される。

  • 忘れている:案内メールを見落とし、期限を把握していない
  • 後回しにしている:業務多忙を理由に予約自体をしていない
  • 言い出せない:持病や体調への不安から受診を避けている

この3パターンに同じ声かけ文面を使い回すと効果が出にくい。理由別にアプローチを変えることが受診率向上の第一歩になる。

受診率100%を実現する声かけ運用とは?(4ステップ)

受診率100%を実現する声かけ運用は、「対象者リスト化→期限前リマインド→上司経由の個別声かけ→最終期限の一斉通知」という4ステップで構成される。

ステップ 実施タイミング 担当
①対象者リスト化 受診期間開始時 人事・総務
②期限前リマインド 期限の2週間前 人事・総務
③上司経由の個別声かけ 期限の1週間前 直属の上司
④最終期限の一斉通知 期限の前日〜当日 人事・総務

特に効果が大きいのは③の上司経由の声かけである。人事からの一斉メールよりも直属の上司からの一言の方が心理的な後押しになり、未受診者の行動を促しやすい。例えば「〇〇さん、健診の予約はお済みですか?期限は今週金曜日までです」といった、具体的な期限を添えた一言だけで受診率が変わる。WellConでは、この声かけ運用を週1回15分の担当者ミーティングでチェックする設計を推奨しており、負担を増やさずに継続できる仕組みとして定着しやすい。

声かけのタイミングは受診何日前が最適か?

声かけの最適なタイミングは、期限の2週間前・1週間前・前日の3回である。1回だけの案内では記憶に残らず後回しにされやすいため、間隔を空けた複数回の声かけが受診率を押し上げる。

また、声かけを怠り未受診者が放置され続けると、健康診断の運用自体が「毎年やっているだけ」の形骸化に陥りやすい。形骸化した運用の立て直し方はこちらの解説ページで詳しく解説している。

受診率の低さは経営にどんな影響を与えるのか?

受診率の低さは、体調不良を抱えたまま出勤するプレゼンティーイズム(出勤していても本来のパフォーマンスを発揮できない状態)を増やし、企業の生産性損失に直結する。健康診断で早期発見できたはずの不調が見過ごされ続けると、欠勤や離職のリスクも高まる。自社の損失規模を試算したい場合は損失額シミュレーターで確認できる。

未受診者を放置すると法的リスクはあるか?

未受診者を放置すると、事業者側が法的リスクを負う可能性がある。厚生労働省は労働安全衛生法に基づき健康診断の実施義務を事業者に課しており、実施していても従業員が受診しない状態を放置すると、労基署からの是正勧告の対象になり得ると案内している。さらに、健康診断結果報告書の提出時に未受診者数が多いまま放置されていると、労基署から個別指導が入るケースもある。受診率100%は努力目標ではなく、法令順守の観点からも達成すべき水準である。

健康経営コンサルへの相談は必要か?選び方のポイントは?

自社だけで受診率100%の仕組みを構築するのが難しい場合、外部の健康経営コンサルへの相談が有効である。コンサル比較・選び方で失敗しないためには、実際の受診率改善実績と継続支援の体制を確認することが重要になる。詳しくは比較ページで確認できる。

よくある質問(FAQ)

Q: 健康診断の受診率はどれくらいが平均ですか?
A: 企業規模によって差はあるが、一般的な受診率は80〜90%程度とされる。100%を継続できている企業は少数派である。
Q: 未受診者への声かけは何回すれば効果がありますか?
A: 期限の2週間前・1週間前・前日の合計3回が目安である。1回のみの案内は見落とされやすい。
Q: 未受診者を放置するとどんなリスクがありますか?
A: 労働安全衛生法違反として労基署の是正勧告対象になり得るほか、体調不良の見過ごしによる生産性低下も招く。
Q: 上司からの声かけは本当に効果がありますか?
A: 人事からの一斉案内より心理的な後押しが強く、WellConの支援先でも受診率改善に直結した施策である。
Q: 受診率100%を継続するにはどうすればよいですか?
A: 声かけの仕組み化に加え、週1回15分程度の運用チェックを継続することで、3〜4年にわたり100%を維持しやすくなる。

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この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(300院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

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