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健康診断の費用相場と会社負担|項目別コストと補助の考え方

2026-08-17 (更新: 2026-09-10)

健康診断の費用相場と会社負担|項目別コストと補助の考え方

健康診断の費用相場は1人あたり6,000〜30,000円台と幅があり、会社負担の範囲は法律で最低ラインが定められている。

この記事でわかること

  • 健康診断1人あたりの費用相場と項目別の内訳
  • 法定健診とオプション検査で会社負担がどう変わるか
  • 労働安全衛生法における会社負担の法的な範囲
  • 健診コストを抑えながら受診率を落とさない実践方法
  • 健康経営優良法人取得を見据えた費用の考え方
この記事の要点

健康診断の費用相場は、法定項目のみで1人6,000〜10,000円、人間ドック相当のオプション込みでは20,000〜30,000円台になる。会社負担は労働安全衛生法に基づく法定項目が原則で、オプション検査は任意である。

健康診断の費用相場と会社負担とは?基本の考え方

健康診断の費用相場と会社負担の関係は、「法定項目は会社が全額負担、オプション項目は任意」という原則で整理できる。労働安全衛生法第66条により、事業者には従業員に健康診断を受けさせる義務があり、この法定項目にかかる費用は会社負担とするのが行政解釈上の原則である。

厚生労働省によると、事業者は常時使用する労働者に対し医師による健康診断を実施しなければならず、費用は事業者が負担すべきものとされている(厚生労働省)。一方、人間ドックやがん検診オプションなど法定外の検査は、会社が福利厚生として負担するか、従業員との折半・自己負担にするかは各社の裁量に委ねられている。

健康診断の費用相場はいくら?項目別のコスト一覧

健康診断の費用相場は、検査項目のボリュームによって1人あたり6,000円〜30,000円台まで大きく変動する。代表的な健診メニューと費用相場は次の通りである。

健診メニュー 主な内容 費用相場(1人あたり)
定期健康診断(法定11項目) 問診・身長体重・血圧・血液検査・尿検査等 6,000円〜10,000円
生活習慣病予防健診 法定項目+胃部・眼底検査等を追加 10,000円〜15,000円
人間ドック(簡易) 法定項目+腹部エコー・腫瘍マーカー等 15,000円〜20,000円
人間ドック(総合) 脳・心臓ドック等をフルセットで実施 20,000円〜30,000円台
特定業務従事者健診 深夜業等の対象者への追加項目 8,000円〜12,000円

この費用相場に加え、再検査・精密検査の費用、健診結果の産業医面談コストなども会社負担の検討対象になる点は見落とされやすい。

法定健診とオプション検査で会社負担はどう変わる?

会社負担の範囲は、法定項目は原則会社負担、オプション項目は任意という線引きで判断するのが実務上の基本である。法定11項目(既往歴・自覚症状、身長体重、血圧、血液検査、尿検査、心電図など)は全額会社負担が原則で、これを従業員負担にすると法違反リスクが生じる。

一方、人間ドックへのアップグレード分やがん検診オプションは法定外のため、会社が全額補助する企業もあれば、一部補助・従業員自己負担とする企業もある。健康経営に積極的な企業ほど、このオプション部分まで会社負担を広げる傾向があり、これが従業員の受診満足度や継続率を左右する。

健康診断の費用相場を抑えながら受診率を落とさない方法とは?

健診費用を抑えるための最も効果的な方法は、健診そのものの単価交渉より、事後フォローの仕組み化にある。健診を受けさせるだけで終わる会社は、せっかくの投資が形骸化しやすく、結果として再検査対応や休職などの二次コストが膨らむ。

WellConでは週1回15分の運動・保健指導設計を基本に、健診後のハイリスク者フォローを組み込むことで、健診投資の効果を可視化してきた。これまで指導実績があり、導入企業では3〜4年の継続率を維持しているケースが多い。健診を実施するだけで放置すると、いわゆる形骸化に陥り、費用対効果が見えないまま健診コストだけが積み上がる。

また、健診結果を放置した不調が生産性低下(プレゼンティーイズム)につながるケースも多く、この損失額は年間換算すると健診費用の何倍にもなることがある。健診費用と社内の生産性損失を合わせて見ることで、会社負担の意思決定はより合理的になる。

健診コンサルの選び方で失敗しないためのポイントは?

健診・健康経営コンサルの選び方で失敗しないためには、健診実施の代行だけでなく、事後の保健指導設計まで一貫して伴走できるかを確認することが重要である。健診の手配だけを行う業者は多いが、費用対効果を高めるには受診後の行動変容支援まで含めた設計が欠かせない。

経済産業省の健康経営優良法人認定制度でも、健診実施率だけでなく事後措置の実施状況が評価項目に含まれており(経済産業省)、健診費用を会社負担する以上は認定取得まで見据えた設計をしておくと投資効果が高まる。コンサル比較の際は、費用の安さだけでなく継続率・フォロー体制まで含めて判断したい。

よくある質問(FAQ)

Q: 健康診断の費用は全額会社負担にしなければいけませんか?
A: 法定11項目については会社負担が原則である。人間ドックなど法定外のオプション検査は、会社と従業員の合意により負担割合を決められる。
Q: 健康診断の費用相場はどのくらいですか?
A: 法定項目のみなら1人6,000〜10,000円、人間ドック相当まで含めると20,000〜30,000円台が相場である。
Q: 再検査・精密検査の費用も会社負担になりますか?
A: 法定健診の結果として必要な再検査は会社負担とする例が多いが、法律上の明確な義務ではないため社内規程での明文化が望ましい。
Q: 中小企業でも健診費用の補助は受けられますか?
A: 協会けんぽの生活習慣病予防健診など公的補助制度を活用すれば、企業の実質負担を抑えつつ法定義務を満たせる。
Q: 健診費用を福利厚生費として計上できますか?
A: 全従業員を対象に一律実施する健診であれば、原則として福利厚生費として損金算入できる。

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この記事の監修
中山友貴 / WellCon 健康経営コンサルタント

ストレッチジムの店舗運営と整体院向けSaaS「バディフル」(300院以上導入)を通じて、IT×店舗運営の両軸で健康経営支援に従事。「医学的根拠×IT定着×ROI可視化」を強みとするWellConを立ち上げ、従業員100〜300名の中堅企業向けに健康経営優良法人申請から運動プログラム定着まで一貫支援している。

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